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2025.10.29
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駐日ジャマイカ大使館のアレクサンダー・ディクソン一等書記官兼領事が来校し、中学生全員を対象にグローバルセミナーを開催しました。クイズやジャマイカのレゲエダンスも体験し、大変有意義なセミナーとなりました。
講演では、まず「地球市民」の理念に基づき、文化理解と尊重、地球的視野と批判的思考、社会的責任と行動という、グローバル市民に求められる資質について説明がありました。続いて、カリブ海最大の英語圏の島国であるジャマイカについて紹介されました。ジャマイカは多様な文化が融合した国で、「Out of Many, One People(多様性の中の統一)」を国の標語としています。ジャークチキンなどの伝統料理、美しい自然景観、そして赤・白・青を使わない世界でも珍しい国旗で知られています。1964年に外交関係を樹立した日本とは60年以上にわたる友好関係を築いており、ブルーマウンテンコーヒーの輸出(世界生産量の約70%が日本向け)や、2025年大阪・関西万博でのパビリオン銀賞受賞、世界陸上での活躍など、両国の絆はますます深まっています、とお話くださいました。
生徒からは、「ジャマイカと日本が60年以上も友好関係を続けていることを初めて知り、驚きました」「国旗の色にそれぞれ深い意味があることや、日本にだけ輸出している西インド海島綿があることなど、知らなかったことをたくさん学べました」「クイズやレゲエダンスを通じて、楽しみながらジャマイカの文化を体験できました」「ディクソン一等書記官の明るく親しみやすいお人柄に触れ、言葉や文化が違っても心は通じ合えると実感しました」「世界市民として、異なる文化を理解し尊重することの大切さを学びました」などの感想が寄せられました。