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創中クラスミーティング ~生徒が作る、誰も置き去りにしないクラス~

2025.06.02

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今年度より創価中学校では、生徒自身がクラスを作り上げる新たな取り組み「創中クラスミーティング」を開始しました。チーム担任制の導入に伴い、これまで教師が「チャイム着席をがんばろう」「メリハリをつけよう」と声をかけていた役割を、生徒たち自身が担う大きな挑戦です。

今回開催したミーティングは、学級委員が司会・進行を務め、約1時間の時間をかけて丁寧に進められました。まず椅子で大きな輪を作り、「なんでもバスケット」でリラックスした雰囲気を作ってから話し合いを開始します。事前アンケートでクラスの良いところを共有した後、当日の議題について隣同士、4人グループ、全体という段階的な対話を通じて意見を深めていきます。最終的にはクラス全体で「チャレンジ項目」を決定し、具体的な実践につなげる構成となっています。

先日実施されたミーティングでは、事前に生徒たち自身が行ったアンケートを通じて見つけた課題について話し合いが行われました。「チャイム着席の徹底」「授業と休み時間のメリハリ」「Chromebookの適切な使用」「男女の壁を越えた交流促進」「相手を思いやる言葉遣い」など、生徒たちが日常生活で実際に感じている課題を自分たちで発見し、率直に話し合いながら解決策を見つけていきました。

参加した生徒からは「普段話さない人とも意見交換ができて新しい考えが生まれた」「クラスをより良くしたいという思いが強くなった」「みんなで真剣に課題と向き合える有意義な時間になった」「自分たちのクラスの現状を改めて知ることができた」といった前向きな声が聞かれました。また、多くの生徒が「積極的に発言したい」「自分から行動していきたい」など、今後への意欲も高めています。

この取り組みで最も大切にしているのは「誰も置き去りにしないクラス」の実現です。学級委員には「小さな声を聴く力」を持ち、「誰か一人でも居心地が悪いと思っている人はいないだろうか」という視点を常に持つことを求めています。生徒たちが主体的に創り上げる新しい創中の伝統が、着実に根付き始めています。

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