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【特色ある授業】中3保健×理科 コラボ授業 性感染症から学ぶ責任ある行動とは

2025.02.05

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理科と保健のコラボ授業!性感染症について学びました。

「今日は実験から始めるよ。」と、保健体育の教諭の声からスタート。
「一人ひとつずつ水の入ったコップを渡します」「まずは、隣どうしで水の入れ替えをしてください」「そのあとは、教室にいる友達だれとでもいいので、4人の人と水の入れ替えをしてください」
しばらくすると、先生から「実はこの中に水以外が入ったコップが一つあります。」

水以外の物質がどれだけのコップに広がったか考えてみるところから始まりした。

生徒の反応は、「えー、透明だから全然わからないじゃん」「全員じゃない」「8割ぐらいだよ」
感染の広がりを確認するために不思議な一滴を教員が入れると、パッと赤紫色に次々に変わっていきました。「うわー」と「やばい、俺もだー」と生徒たちの驚きの声が広がりました。

今回の実験では、ある1人のコップだけ、炭酸ナトリウム水溶液(感染源)を渡し、それ以外の生徒には普通の水が入ったコップを渡します。

水の交換=性交渉に見立て、多くの人とコップの水を入れ替えること(不特定多数と性交渉すること)によって、炭酸ナトリウム(感染源)が広がっていくことを理解します。

この水溶液は、普通の水と全く見分けが付きませんが、フェノールフタレイン液はアルカリ性に反応すると赤紫色になり、感染していることを意味します。

複数回交換することで、どれだけ感染が広がり、感染源の特定は不可能という実験を交えた授業です。このような疑似体験の実験から、性感染症を防ぐために、大切なこと、気を付けることは何かを考えました。
不特定多数の性交渉はどのようなリスクがあるのか、コンドームにはどんな意味があるのか、自分が感染しているとは知らずに感染症を広げてしまうことは誰にでも起こりえることなど、たくさんの学びがありました。
ある生徒は「知らずに、広げることの怖さを学びました。もしかしたら自分も感染しているかもとの思いをもって、検査をすることやコンドームを使うことは自分も他人も守りことになり、家族を守ることにもなると思いました」と。

実験を通し生徒は、感染する仕組みを理解し、感染症の予防法や対策について考え、学びを深める機会となりました。

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