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2022.03.27
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国語科の探究的な学びとして、夏目漱石の『坊っちゃん』の文庫本を使用し、1年間授業を行いました。
まず初めに行ったのは、『坊っちゃん』を読んで、問いを作る練習です。夏休みには、「坊っちゃんレポート」と題して、物語全体を通して、登場人物の関係図や、名作と思う理由をレポートにしてまとめてもらいました。続いて2学期には、レポートをもとに、クラスや学年の交流を通して、新しい考えに触れる機会にし、考えを深めることができました。問いに答えてもらう対象を夏目漱石の専門家として、どういう質問をしたいかを考え、3学期には、実際に生徒が考えた問いのフィードバックを専門家から頂きました。
自分たちの考えた問いがどこまで通用するのか、また問いの答えをもらうことで、より作品の理解が深まりました。生徒の感想としては、「調べていても出てこなかったりした疑問を学芸員さんが答えてくださったことにより、信憑性も高く有力な情報を聞けてとても勉強になりました」という声がありました。